テレワークにおける健康管理を考えてみよう
はじめに
COVID-19が世界中に流行りだして早二年。職業柄、ほとんどを家で仕事をするようになった。
最初は、「遠隔で仕事なんてできるのかいな?」とかなり否定的な考え方をしていたのだが、今では無駄な通勤時間を考えるとメリットばかり思い浮かぶくらいの意識改革があった。目で見える形で時代が変わったんだと思う。
ただ、健康面でのみ、「運動不足になる」というデメリットの面が捨てきれない。通勤で消費するカロリーがバカにできないからだ。
とある現場の入館証作成用の写真を撮影したのだが、その時の衝撃が今でも忘れられない。どんなに目を細めてみても、写っているのはだるまさんのような己の姿だった。。
※今でもお守り代わりにその写真を持っている。
で、始めたのが「マラソン」だった。
科学的に走ってみよう
走り始めたのは2021年8月ごろだったと思う。東京オリンピックの大迫選手の激走をテレビで見て、「自分も何かしなきゃ」と思い立ったのがきっかけだった。
初日はおそらく、汗だくになりながら1キロほどをかけてきただけだった。当たり前だが、その日の体重計は先日と変わらず75kgを指していた。翌日、全身の筋肉痛に耐えながら、同じコースを回ってきたが、やはり体重は変わらない。
そこで思った。
「せっかくなのでデータ化してみよう!そして、人間はどのくらい動けばどのくらい痩せていくのかを検証してみよう!」
※完全なデータ化に至るのは2022年3月から。
で、いったん電脳世界の歩き方の更新をストップ。「まずは現実世界だろ!」とリアル体験にシフトすることにしてみた。
2021年9月(ユニクロの服のサイズLL)
この時点では「距離じゃなくて時間だ」ということを念頭に、とりあえず15分(およそ2km)走り続けること、を目標に一か月過ごしてみた。時間帯は早朝。空腹状態であること。
※雨の日のみ休み
一か月で2kgほどの減量に成功。30年近く運動してこなかったわりに、意外と体が動いてくれた。丈夫な体に育ててくれた両親と奥様に感謝である。
ただ、走るときに贅肉の揺れを感じる。。。特に胸周りと腹回りがやばい。
長年の習慣になっている毎晩の晩酌が原因なのはわかっているのだが、こればかりはやめられない。
2021年10月(ユニクロの服のサイズL。73kg)
なぜか体重が変動しない日が続き、何だろう?と疑問に思って「マラソン 効果」的なワードで情報収集を始めたのがこの時期だ。単純な話で、重さ的に「筋肉>贅肉」なので、体脂肪が減りだした時期だったんだと思う。
当時、マラソンに金をかけるなんてばかばかしい!と思っていたので、せめて体脂肪率を図れる体重計くらい買っておけばよかったと後悔している。。
持久力がついてきたのか、20分ほど走れるようになった。距離的には3kmくらい。
2021年11月(ユニクロの服のサイズL。72kg)
カレンダーに毎日の体重を記載。月の平均体重が把握できる状態にした。
寒くなってきて、徐々に汗をかかないようになっていた。
汗をかくと一時的に体重が軽くなる。痩せているわけではないのだが、「汗をいっぱいかくと痩せているような気分になれる」状態だったので、無駄に厚着をして走っていた。。バカ丸出しである。。
何が功を奏したのかは全く不明だが、30分RUNができるようになったのはこの時期。NIKEのアプリを入れてコーチングしてもらいながら走っていた。
1km7分くらい。脂肪燃焼としては理想的なタイムだ。
※多分心拍数的にも最高だったんじゃないかと思う。
脚痩せ、が顕著に表れた時期だった。
2021年12月(ユニクロの服のサイズL。70kg)
やや小太りではあるものの、一時期のはちきれんばかりの状態からようやく脱出に成功。ただ、雪が降る日が出てくる時期なので、いつまで走ることができるのか不安になっていた。雪が積もる(根雪という)ようになると、走れなくなってしまう。
早朝に走ることが当たり前になっていたので、雪が降った日はかなりのストレスになっていた。幸い、この年は根雪になるのが遅く、12月下旬まで走り続けることができた。
しばらく走れなくなることの焦りがあったからなのか、1kmをどのくらいの時間で走れるのかを計測しだした。距離は5kmまで伸びていたので、「30分以内にゴールすること」を目標にしていた。そうはいっても札幌市内。それなりに信号があるので、コースを選ばないとなかなか大変だ。実質、kmあたり5分くらいで走らないとならない。
幸いなことに、足の不調を感じる日があるものの、何とか根雪になるまでケガらしいけがをすることなく走りきることができた。
2022年1月(ユニクロの服のサイズM。69kg)
うちの奥様は古着屋さんに行くのが大好きで、休みの時はたいてい近所のお店に服を見に行くことになる。体幹がしっかりとしてきた69kgだったので、標準的な体格と言っても差し支えない状態だ。なので、選べる服が増えてきたこともあって、買い物が楽しく感じられるようになっていた。
ただ、走れなくなってしまったこともあって、「いつ太りだすんだろう?」と腹回りを気にする日が増えていた。1月の頭には、たまに68kg台を見ることもあった体重が、70kgを出す日も出てきたので、思い切ってルームランナーを購入するという考えに至った。
で、早速ぽちったのが下記。値段的にも許容範囲。
2022年2月(ユニクロの服のサイズM。70kg)
お値段のわりに、普通に走る分には全く問題が見当たらない商品だった。
家の中で走ることができる、というのは思いのほか面白い体験で、最初の一週間くらいはかなり楽しむことができたのだが。。。いろいろと課題を感じるようになっていた。
・距離を気にしすぎる
・時間を気にしすぎる
正面にテレビがあることもあって、画面左上の表示されるデジタル時計と、ランニングマシンに表示される距離のカウントに目が行ってしまう。ただ、温かい室内で走っている効果なのかなんなのか、体重の減りは早かった。
あっという間に68kg台がコンスタントに出るようになっていた。いつもだったら憂鬱な気分で迎える健康診断が楽しみに感じる日が来るなんて思ってもみなかった。
意気揚々と、月末の健康診断を迎えることとなる。
健康診断の結果
結論から言うと、ズタボロだった。。
標準とはいっても、メタボ判定寸前の境界線状態。尿酸値も高すぎるし、見た目が若干変わっても中身的には何も変わっていないんだと血液のデータで痛感させられた。
30年間不摂生してきたのだから、半年くらいちょろっと走った程度で改善されるわけがなかった。
現代的なアプローチをしよう
紙によるデータ化なんて「いつの時代だ!?」と健康診断の結果を見ながら反省。で、思い至ったのが下記2点。
1.食生活の改善(栄養バランスを考える。飲酒を控える)
2.デジタル機器を導入する
マラソンはお金がかからないのがいい、なんて軽い気持ちで始めたが、完全に趣味&生活に根付いてしまった。今更やめられないし、ちょっとお金をかけてみよう、と決意。
※飲酒は土日のみとした。。断腸の思いだった。。
というわけで、ここにきてようやく「まじめな取り組み」に至ることになる。
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