クリーンアーキテクチャとは? 第9章

リスコフの置換原則

■所感
リスコフの置換原則違反例に日常的に接してきている身からすると、これもまた難しいというのが率直な感想。

この辺ってちょっと難しくて、最初から違反を前提にした設計から始まっていると、何かしら変更が入るたびに違反(if文)が増えていく。「このほうがわかりやすいから」という謎理論で、条件分岐が正当化されていく。こんなのは日常茶飯事だと思う。多分、苦労しているのは自分だけじゃないんじゃないだろうか?

インターフェイスを作っておいて、実装はアクターに任せる。こんな設計、そうそうお目にかかれるものではないと思うんだけど、どうなんだろう?この本を読んでいて何度も頭をよぎるのが、「最初が肝心過ぎない?」という感想だ。でも、実際は完全新規のプロジェクトってあまり触れる機会がなくて、ほとんどが既存プロジェクトのリニューアルとか、環境の載せ替えとか、DBの変更とか、、そんなのばかりだ。

この本、もしかしたら新規のプロジェクト立ち上げ時に読んでおいたほうがいい教科書的なものかもしれない。

■内容について
これと言って内容について語るようなものではなかった。
文末の、特別な仕組みだらけになってしまう、という言葉が胸に刺さる、ってことくらいかな。

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