やっぱりモックだよね、というお話

前提

システム関連の人(※1)。モックってなんだ?という人。画面設計の無駄を省きたい人。資料作り、プレゼンが苦手な人向け。

※1 たぶん、業界によってすごい認識が異なる言葉だと思うので。模型的な意味合いのほうが強いんじゃないかな。。

モックって何?

デザインが直感的にわかるもの。基本的に何で作ってもよいのだが、htmlで作るのが手っ取り早い。クラサバ、web関係なくhtmlで作ってよいと思う。

システムエンジニアへのプレゼンであれば、設計書のレベルで十分通じると思うが、お客様が必ずしもシステムに精通しているとは限らない。自分の場合は、まったく関係のない業種の人のほうが多かった。そういった人たちに、パワポの資料で、「この画面がこうなってですね、、ここを押したら次のページに行くんです。次のXページご確認ください」みたいなプレゼンをしたとしても、話半分にしか聞いてもらえないし、会議が終わったら即座に忘れ去られてしまう。次の会議のときに、「どんな内容だったっけ?」と斜め読みされるのがせいぜいだ。

そんなところに華々しく登場させたいのがモック。

なにより、ユーザーが積極的に「触ろう」としてくれるところが「おいしい」。これどうなるの?的な会話にもつながるし、興味を持ってくれる。javascriptのアクションを軽く組み込んでおけば、製品版のイメージはかなりの具体性を持つことになる。

と、ここまではメリットの話。当然のこと、デメリットもある。

なんといっても、モックづくりは時間がかかるのが最大のネックだ。Webの現場だったらhtmlくらい軽く組めるだろうが、アプリ系となると専用のGUIで作っていくことのほうが多いだろう。モックづくりに便利なアプリケーション(※2)もあるにはあるが、それなりのコストがかかる。

※2 個人的にはxojoを推したい。クロスコンパイラなので、windowsだろうがmacだろうがlinuxだろうがiosだろうがAndroidだろうが、とにかく何でも動いた。多分それは今でも変わらないはず。マイナーなんだけど、製品版としても使ったことがあるくらいだ。macやisoのGUIを直感的に作れるのはこのソフトくらいじゃないだろうか?unityでもできるだろうけど、方向性が違うと思うし。

このデメリットの、時間(=コスト)をうまくコントロールできるのであれば、モックは要件定義の詰めの資料としてはかなり有用だと思う。

まとめ

なんだか、xojoの紹介のような話になってしまったが、いかにユーザーに触り心地を理解してもらえるかは重要なポイントだ。角度を変えてみると、賃貸のときに内検したいのは、家の情報や付近の情報を知りたいからだと思う。3Dで遠隔で見れるよ、もいいかもしれないが、お金を払う以上はより具体性を求めるのが当たり前。

値段が高くなれば高くなるほど、より具体的な完成形を求めたい。

本当のところは、判断をする立場の人は年配の人が多くて、そういった人たちには世代的な不得手もあるわけで。。そんなお偉いさんを説得するには、紙の情報をプロジェクタに映すだけでは「弱い」からなんですけどね。

モック、いいですよ。

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